編集部ブログ

  • 「生物多様性議論」の本質を見誤るなかれ   

     最近の新聞紙面で生物多様性や絶滅危惧種の話題を目にすることが増えたとお感じではないでしょうか。 来年10月に名古屋で「生物多様性条約」に関する重要会議が開かれるため、にわかに注目されているのです。「生物多様性議論」とは、いまや最大の国際政治・経済マターとなった「地球温暖化議論」と双子の関係にあるものなのですが、これまでわが国では、その重要性についてあまり議論されてきませんでした。 弊誌11月号で・・・

  • JR西日本の「宿痾」   

     中曽根行政改革の目玉として断行された国鉄の分割民営。もうふた昔以上も前の出来事だけに、平成生まれの若い世代にとっては国鉄という言葉すら死語のようです。で、その国鉄改革の設計図を引いた元運輸省幹部に取材した際に、彼が漏らした印象的な言葉がありました。「JR東日本を大きくし過ぎた」と。 経営安定基金という手切れ金を渡された三島会社は別として、自己責任経営を強いられた本州三社のなかでも「線引き作業の失・・・

  • この国は「科学技術立国」なのか   

     先月、ノーベル賞、各賞の発表が終わりました。昨年に引き続いての日本人受賞とはなりませんでした。 日本人が受賞した場合(ここ最近は科学系のみですが)、受賞者は必ずと言っていいほど「基礎科学の重要性」を説きます。それに続いて、基礎科学の分野への研究費の少なさを指摘する報道がされる、というのがお決まりのパターン。しかし、それで何かが変わり、基礎科学の分野で「良くなった、改善された」という話はとんと聞き・・・

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