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トルコがクルドとの和解工作に着手  獄中の「テロリスト首魁」と接触か

2009年09月09日
 トルコのエルドアン政権は、永年にわたり内戦同然の対立関係にある国内クルド民族との和解の道を、ひそかに探り始めた模様だ。クルド側の非合法政治・軍事組織であるクルド労働者党(PKK)の創始者、アブドラ・オジャラン氏が獄中から和解条件を公表、一方で中央政府のアタライ内相が「クルド問題の解決はトルコの長期的なプロジェクトである」と表明したことで、両者間の接触が裏付けられた。政府はこれまで推定人口約一千万人の国内クルド民族について公式にはその存在すら認めず、中央への反抗勢力はテロリストと位置づけてきた。

 オジャラン氏はテロの首魁として一九九九年に逮捕され、終身刑で服役中だが、クルド人にはカリスマ的な影響力を保つ。弁護士を通じて出した和解条件にはクルド民族独自の議会、教育制度、PKK主体の治安部隊の承認があり、代わりに「トルコ国家」への所属を受け入れる意向が示唆されている。政府側はこれまで禁じてきた公教育におけるクルド語授業の認知、クルド地域の経済開発推進を提示したといわえる。クルド問題の平和的処理は、トルコの欧州連合(EU)加盟にあたって最も高いハードルになっている。
(了)

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