編集部ブログ

「三井住友関連」、9月号で一歩踏み込んだ情報掲載

2009年09月13日
9月10日、三井住友フィナンシャルグループ(FG)と大和証券グループは大和証券SMBCの資本提携を解消すると正式発表しました。

小誌9月号(9月1日発行)経済カプセル(77ページ)では、この両者の間の埋まらぬ溝を指摘するのみならず、それを既定路線とみたうえで、住友グループの大連携という可能性にまで踏み込んだ情報をお届けしました。大和との提携を解消が現実化した今、果たしてこの先の動きは小誌の読みどおり進むかどうか、目が離せないところです。

経済界に目をやれば、これまで想像もできなかった組み合わせの再編劇が次々と現実のものとなっております。ましてや金融界はグループの垣根を越えた離合集散の歴史。長年の識者でさえ、明日を予見するのはきわめて難しい情勢です。とはいえ、読者諸氏のご期待に沿える一足二足早い確実な情報をお届けすることこそ、我々の使命であることは常日頃より心しているところです。

以下に、当該記事全文を掲載します。

【住信へ急接近する三井住友 大連携が実現か】

 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)を取り巻く提携関係がにわかに騒がしくなってきた。十年間続いてきた大和証券グループ本社との提携関係が危機を迎える一方、日興アセットマネジメント(AM)を買収した住友信託銀行と急接近している。

SMFGは日興グループ買収を機に、大和と新たな提携関係構築に向け協議しているが、共同出資する大和証券SMBCの出資比率引き上げを目指す三井住友側に、大和が猛反発。交渉は難航し、「大和SMBCにおける提携の解消も視野」(三井住友関係者)に入ってきた。三井住友は日興グループを買収したとはいえ、投資銀行業務での力不足は否めない。大和も三井住友系企業の顧客離れが進めば、収益に打撃を被る。このため両社は妥協策を探っているが、溝は埋まらない。

一方、住友信託とはすでに資本・業務提携の協議に入っているもようで、銀行界の注目が集まっている。日興AMの金融商品の主力販売ルートは日興コーディアル証券。住信は日興コーデを買収したSMFGに日興AMへの出資を要請し、販路を確保する作戦に出ている。

多角化路線を続けてきた住信だが、大口取引先で資金難に直面するアイフルなど、頭の痛い問題がある。豊富なノンバンクを傘下に持つSMFGは受け皿として最適だ。SMFGはグループに信託を持たない唯一のメガバンクだけに、住信を傘下に入れるのは厳しいとしても、業務提携は可能。今回の提携構想は住友グループ大連携の絶好のチャンスだ。
(了)

選択編集部
PAGE TOP