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損保3メガ時代の到来がもたらすもの

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2010年01月11日
 年末年始にかけて、普段報道で取り上げられることが少ない損害保険業界の記事が各種紙面をにぎわせました。内紛が取りざたされていた日本興亜損保も、年末の株主総会で損保ジャパンとの統合案が可決され、正式に統合計画が承認されました。すでに発表されている、あいおい、ニッセイ同和、三井住友海上の3社経営統合も4月に控えており、いよいよ国内損保業界は、東京海上グループを含めた文字通り3メガ時代に突入することになります。
 各紙報道は、業界再編をおおむね歓迎する論調で、某紙にいたっては、「保険料下げ競争激化へ」との見出しで、サービス向上につながる競争が起こるかのごとき、素朴な見方に終始してました。

 しかし、内実は全く逆です。驚くべきことに損保業界では今、競争激化どころか、「談合まがい」の値上げが画策されているといいます。本誌1月号「加入者をしゃぶり尽くす損保業界」(86頁)で詳しく報じておりますが、デフレ不況の深刻さが伝わる中、加入者への十分な説明もないまま、安易な値上げに走る損保業界の低モラル体質には、憤りを禁じえません。
 損保3メガ時代の到来が、こうした談合まがいの値上げ画策を容易ならしむるものであるとすれば、加入者は今後いよいよ大きな不利益を被ることになります。損保業界の今後の行方を、厳しく注視していくことが必要ではないでしょうか。


選択編集部
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