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JR東海「リニア熱」の危うさ

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2010年02月02日
 社長交代発表という「晴れの日」に、東海道新幹線の架線切断事故を起こしたJR東海。プライドをいたく汚された同社のドン・葛西敬之会長の憤りは想像に難くなく、これから過酷な自己責任の追及が現場になされるのは間違いない。事故原因はボルトの四本の付け忘れとされているが、台車と並ぶ新幹線の最重要パーツであるパンタグラフの整備でこんな凡ミスが起きるとは、やはり同社の安全管理体制そのものに「基本」の逸脱を許す緩みがあったのだろう。

 どうも最近のJR東海は、リニア中央新幹線だの、高速鉄道システムの対米輸出だのと、文字通り、地に足がついていない話ばかりが飛び出す傾向がある。トヨタ不況や「1000円高速」の影響で新幹線の営業成績も芳しくないだけに、株式市場や投資家の有卦を狙った側面があるのだろう。危険な薫りが、経営の周辺に漂い始めている。

 根底にあるのは葛西会長の「異常なリニア熱」であることは言うまでもない。それがやがて、JR東海に何をもたらす恐れがあるのか...。詳細は「企業研究 JR東海」(P78~)で。


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