日本の医療も「開国」を
「メディカル・ツーリズム」という言葉はかなり一般化してきましたが、その体験者はというと、まだまだ少数派にとどまっているようです。その理由は様々考えられますが、その一つとして、自分の命を、言葉も通じない連中に委ねることなどできないという意識がどこかに付きまとっているからだろうと思われます。しかしそうした考えは、コストパフォーマンスに優れた医療サービスを受ける機会を自らの手で閉ざしてしまうだけでなく、医師免許という権益の中で惰眠を貪る日本の医療関係者を「延命」させることにもつながるということを、改めて意識すべきではないでしょうか。
ちなみに椎間板ヘルニアの治療で世界トップとなった韓国・ウリドゥル病院が、世界に目を向けるようになった背景は、どんな大病院も独自の経営戦略を確立しなければ生き残れないという同国の厳しい「医療競争」があります。日本と同じ国民皆保険制を採っているとはいえ、人口が日本の半分以下という条件のもとでは必然的に海外市場に向かわざるを得ないというわけです。ウリドゥル病院の「本気」ぶりは、院内に日本語だけでなく、英語、フランス語、中国語の専門通訳を常駐させているという事実が象徴しています。事業領域は異なりますが、グローバル競争に出遅れる国内電機各社を横目に欧米市場を次々と席巻していくサムソンの姿に似ていると言ってもよいでしょう。
さてさて、1億2千万人という規模に安住し、「メディカル・ツーリズム」の動きは一貫して黙殺。さらに医療の「開国」にも背を向け続ける日本の医療に、果たしてバラ色の未来はあるのでしょうか。
ちなみに椎間板ヘルニアの治療で世界トップとなった韓国・ウリドゥル病院が、世界に目を向けるようになった背景は、どんな大病院も独自の経営戦略を確立しなければ生き残れないという同国の厳しい「医療競争」があります。日本と同じ国民皆保険制を採っているとはいえ、人口が日本の半分以下という条件のもとでは必然的に海外市場に向かわざるを得ないというわけです。ウリドゥル病院の「本気」ぶりは、院内に日本語だけでなく、英語、フランス語、中国語の専門通訳を常駐させているという事実が象徴しています。事業領域は異なりますが、グローバル競争に出遅れる国内電機各社を横目に欧米市場を次々と席巻していくサムソンの姿に似ていると言ってもよいでしょう。
さてさて、1億2千万人という規模に安住し、「メディカル・ツーリズム」の動きは一貫して黙殺。さらに医療の「開国」にも背を向け続ける日本の医療に、果たしてバラ色の未来はあるのでしょうか。
選択編集部
















