共産党で「不破院政」に陰り高まる志位氏の存在感【情報カプセル】
日本共産党で、内部の権力バランスに変化が見られるようだ。『蟹工船』ブームや、志位和夫委員長の果敢な「メディア露出作戦」によって、二〇〇六年の前回党大会を機に第一線から退いた不破哲三前議長の「院政体制」に陰りが見え始めているという。
志位氏は二〇〇〇年の委員長就任以降、五回の国政選挙で目立った結果を残していない。しかし「派遣切り問題」に先鞭をつけて無党派の若者の関心を集め、一昨年十月以降、新規入党者数は十六カ月連続で増加(対前月比)し、計一万六千人に上る。「次期衆院選で十五議席以上獲得の大躍進は確実」(同党幹部)と強気の発言も出ており、党勢回復の勢いが、志位氏の「独り立ち」を後押ししているという構図だ。
「これまでの不破院政の背景には、党の原動力である理論を構築できるのは不破氏しかいないという事情もあった。ところが、上げ潮の志位氏も理論武装で党の前面に立ち、不破氏への依存体質からの脱却が着実に進んでいる」と共産党関係者は語る。
共産党は〇五年、不破氏の『新・日本共産党綱領を読む』を党員の個人学習の推奨文献として指定したが、今年二月には、志位氏の著作『日本共産党とはどんな党か』や、党創立八十六周年の志位氏の講演内容である『正義と道理に立つものは未来に生きる』なども加えられたという。こうした変化は、党内の力学にも影響しており、長年主流派だった「不破系」の党幹部職員は「もはや党内野党になりつつある」と漏らす。
志位氏は二〇〇〇年の委員長就任以降、五回の国政選挙で目立った結果を残していない。しかし「派遣切り問題」に先鞭をつけて無党派の若者の関心を集め、一昨年十月以降、新規入党者数は十六カ月連続で増加(対前月比)し、計一万六千人に上る。「次期衆院選で十五議席以上獲得の大躍進は確実」(同党幹部)と強気の発言も出ており、党勢回復の勢いが、志位氏の「独り立ち」を後押ししているという構図だ。
「これまでの不破院政の背景には、党の原動力である理論を構築できるのは不破氏しかいないという事情もあった。ところが、上げ潮の志位氏も理論武装で党の前面に立ち、不破氏への依存体質からの脱却が着実に進んでいる」と共産党関係者は語る。
共産党は〇五年、不破氏の『新・日本共産党綱領を読む』を党員の個人学習の推奨文献として指定したが、今年二月には、志位氏の著作『日本共産党とはどんな党か』や、党創立八十六周年の志位氏の講演内容である『正義と道理に立つものは未来に生きる』なども加えられたという。こうした変化は、党内の力学にも影響しており、長年主流派だった「不破系」の党幹部職員は「もはや党内野党になりつつある」と漏らす。
















