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「心理戦」だけが頼りの北朝鮮「金正日重病説」もその一環

 朝鮮半島情勢はいま、一九九〇年代後半と酷似した展開を見せつつある。およそ十年前、北朝鮮国内で出版されたある小説が、一部の北朝鮮専門家の間で話題になった。タイトルは、『歴史の大河』(チョン・キジョン著、文学芸術綜合出版社)。金正日の偉大性を宣伝する目的で刊行されている「不滅の嚮導」シリーズの一冊だ。「嚮導」とは、「道案内・先導」の意だが、北朝鮮では金正日による国家指導を意味する単語として固定的に使・・・
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