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「国家破綻の淵」さ迷うハンガリー「東欧の優等生」がなぜ?

 十月二十一日からの二週間は、ハンガリー国民にとって特別の日々である。一九五六年のこの季節、ハンガリーの労働者と青年たちは世界史に残る出来事の主人公となった。共産党支配体制と覇権国ソ連の圧政に抗して、素手で立ち上がり敗れた。「ハンガリー事件」である。冷戦下ソ連衛星国で事実上最初の、人間の自由を求める蜂起だった。

 完全な市民的自由を得た今、抵抗者の圧殺が始まった十月二十三日はハンガリーの・・・
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