連載

G20時代のグローバリズムBook Reviewing Globe(連載306) 

 サスキア・サッセン米コロンビア大学教授は「グローバリゼーションの影」論を重視する人々にとっては教祖的存在である。

 たしかに彼女は、グローバリゼーションを体現するニューヨーク、ロンドン、東京などの「グローバル都市」に深刻な社会格差が生じていることを誰よりも早く指摘し、そこで疎外される弱者に温かいまなざしを注いできた。「都市は、紛争と矛盾のすべてがそこにつまった戦略的領域になってきた。 ・・・
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