連載

少年使節団の派遣バテレンの世紀(連載49) 渡辺京二

 ヴァリニャーノは一五八二年二月二〇日、日本巡察の任を終えて長崎を離れたが、このとき、九州のキリシタン大名大友・大村・有馬の名代として、ローマ教皇に謁見させるべく、四人の少年を伴っていた。世にいう天正遣欧少年使節である。

 四人のうち、伊東マンショと千々石ミゲルが正使であり、前者は大友宗麟の甥の従兄弟、後者は大村純忠の甥、有馬晴信の従兄弟と称された。副使中浦ジュリアンと原マルチノは大村氏・・・
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