連載

還りのいのち 還りの医療 米沢慧連載32 納棺 ー 死者を見送るということ

 遅ればせながら、映画『おくりびと』を観た。主役は納棺師。葬儀社に勤め、遺体を棺に納める湯灌・納棺の仕事を専従にしている人を指す。湯灌といっても死者を湯浴みさせるわけではなく、死者をアルコールで拭き、白衣を着せ、髪を整え、手を組んで数珠を持たせ、納棺するまでの作業を担う。

 映像では、遺体に化粧をほどこし、生前に近い姿にするために家族の願いにも応える納棺師の技術が示される。だれの遺体で・・・
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