連載

あるコスモポリタンの憂国 紺野大介連載29 歴史都市ブタペストにて

 ドイツのフライブルグ大学から車で数十分、標高約八百m、シュヴァルツヴァルド(黒い森)という森林地帯にドナウ川の始点・源流をドイツ人教授と見に行ったことがある。

 教授によれば地球上の河川の五〇%以上が途中で流れが途絶えるとのこと。ドナウ川はドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア等十カ国を経て黒海へ達する。ロシアを除けばヨーロッパ最長の川であり約二千八百六十・。国境が海・・・
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