連載

日本と技術とイノベーションあるコスモポリタンの憂国(連載43) 紺野大介

 イノベーション(Innovation)という言葉が叫ばれて久しい。我国ではこれを「技術革新」と訳す方が多いけれど、実は誤訳である。一九五八(昭和三十三)年の経済白書がその誤訳の犯人である。この時代の日本は技術を中核とした高度成長が著しく、「技術」こそが経済発展の源泉であった。従ってこれを「技術革新」と訳しその重要性を強調したことはそれなりに理解できる。しかし二十一世紀になってもその誤訳を使ってい・・・
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