連載

バテレンの世紀 渡辺京二連載39 保護者・惟政の敗死

 信長が宣教師に安全を保障したからといって、日乗のバテレン追放運動がやんだわけではない。宣教師の保護者として日乗と折衝したのは和田惟政だったが、日乗の憎悪はいまや惟政に転じ、遂に岐阜の信長のもとへ赴いて彼を讒訴するに至った。

 惟政は信長の不興を買い、部下とともに剃髪して蟄居した。彼はこのとき「バテレンがインドへ追放されるようなことがあれば、自分はすべてを投げ棄ててついてゆく」と語ったと・・・
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