連載

スペイン系修道会の日本進出バテレンの世紀(連載70) 渡辺京二

 日本宣教はザビエルの渡来以来、イエズス会の独占するところで、その特権は一五八五年、教皇グレゴリウス一三世がイエズス会士以外の宣教師が渡日するのを禁じたことによって保障されていた。

 しかし、マニラに本拠を置くスペイン系托鉢修道会は、この禁令をくぐり抜けて日本宣教に参入すべく、あらゆる機会をねらっており、フランシスコ会士が秀吉とフィリピン総督の外交交渉に乗じ、使節として来日して以来、京都・・・
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