連載

加瀬俊一が語り残したこと皇室の風(連載8) 岩井克己(朝日新聞編集委員)

一九四五年九月、昭和天皇は外国メディアとの会見に踏み切った。天皇への内外の厳しい世論の対策だったが、以後の皇室が記者会見という「窓」を開くきっかけともなった。しかし重光葵は厳しく批判した。

「天皇陛下はニューヨークタイムスとU・P通信員に謁見を給ひ、夫れ夫れ会見談を発表せしめられた。而已ならず九月廿七日には陛下御親ら米国大使館に行幸、マッカーサー将軍に敬意を表せられた。(略)連合軍総司令・・・
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