連載

己に朱を入れた詩人本に遇う(連載109) 河谷史夫(朝日新聞記者)

 六十八歳にもなる日本国首相が漢字が読めなくて「K・Y」なんてばかにされてはおしまいだ。昔田舎町の議員が質問に立ち「追加予算」を「オイカヨサン」と読んだという話を思い出した。その議員は本来やくざだから仕方ない。両肌脱げばクリカラモンモンが見事なのだということであった。

 漢字問題といえば、山口大学人文学部言語文化学科日本語学・日本文学コースの編入試験に、「与えられた言葉をすべて使い、思う・・・
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