連載

天皇「神」と「人間」のあわい皇室の風(連載4) 岩井克己(朝日新聞編集委員)

汝人間なりと思はば思ふほど汝は神なりと刻みてありき城門の内

 昭和天皇の「人間宣言」が出た一九四六年元日、徳川義寛侍従(のち侍従長)が詠んだこの歌の解釈を求めて、前稿では四五年夏、皇居内防空壕での御前会議と、米戦艦ミズーリ号甲板での降伏文書調印式に遡った。

 御前会議での「自分はいかになろうとも、万民の生命を助けたい」との昭和天皇の「人間としての純朴な言葉」(五百旗頭真)を、徳・・・
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