連載

バテレンの世紀 渡辺京二連載33 デウスなき受洗領主

 イエズス会はむろん、大村以外の西肥前への伝道を怠らなかった。この点で活躍が目立ったのはフロイスから「生ける車輪」と評されたアルメイダである。

 アルメイダは一五六六年一月、ロレンソを伴って五島列島の福江島へ渡った。五島は宇久氏の支配するところで、当主は宇久純定である。アルメイダの宣教は半年にみたなかったが、当時のキリスト教受容のひとつのケースとなっている。 ・・・
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