連載

光の底のブラックホール皇室の風(連載1) 岩井克己(朝日新聞編集委員)

皇居では今年も五月四、五の両日、吹上御苑の自然観察会が開かれた。昭和天皇の意向で手つかずに残された武蔵野の樹林。都内の巨木の二割がここに群生し、五千種の動植物が生息する。

 厳重な警備がめぐらされる皇居。その中でも宮内庁職員も記者も入ることのない「聖域」だったが、現天皇の意向で昨年から春と秋に一般に公開されるようになった。抽選に当たった子供たちが、うっそうとした樹林を見上げ、網で捕獲した・・・
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