連載

還りのいのち 還りの医療 米沢慧連載21 E・キューブラー・ロスの遺産

 死生学をわが国に持ち込み、死への準備教育の大切さを訴えつづけているアルフォンス・デーケン氏の講演では「母国ドイツでは最近畳の上で死にたいという人が増えました」とか「日本人の死亡率は一〇〇%です」と達者な日本語で笑いを引きよせながら本題に入っていく。

 もちろん、日本人だけではない、人はだれもが死ぬ。人はいつか死ぬ。けれど、だれもがそれを確信しているわけではない。たしかに、いつかは死ぬ人・・・
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