いのちのレッスン還りのいのち 還りの医療(連載38) 米沢慧
死生学の端緒をひらいたE・キューブラー・ロスの代表作といえば若き日の著作『死ぬ瞬間』。原題は「死とその過程(ON DEATH AND DYING)」。それにしたがえば、人は死の宣告(予後告知)を受けたとき、まず「私に限ってそんなはずはない」とおもう。つまり、死の過程の第一段階はしばしば「この現実を疑う」という否認のかたちで表出される。そして「よりによって、なぜ(他のだれかではなくて)私なのだ」と・・・
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