連載

白梅むかし女ありけり(連載113) 福本邦雄

 与謝野鉄幹が主宰する新詩社が『明星』誌上において女流を大いに育てる母体となっていたことは、与謝野晶子、山川登美子らの例を待つまでもない。この二人と玉野花子、石上露子とならんで『明星』の五人女傑の一人と呼ばれたのが茅野(旧姓増田)雅子であった。

 新詩社ではおそらく鉄幹の好みであろうかと思われるが、晶子の「白萩」、登美子の「白百合」をはじめ、玉野花子「白薔薇」、石上露子「白菊」など、女流・・・
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