「完璧」以上を求めたジャンパー 藤沢 隆(ノルディックスキー・ジャンプ)不運の名選手たち(連載3) 中村 計
口調が一段と熱を帯びた。
「やめたその日にわかった。パーフェクトは一つしかないって」
変わらないのは身長、体重だけではない。三十八年経った今も、藤沢隆の眼光の鋭さ、闘争心は、全く衰えていないように映った。
一九七二年二月六日、札幌オリンピック四日目。のちに「日の丸飛行隊」と呼ばれることになった日本スキージャンプ陣は、七〇メートル級ジャンプで、エース笠谷幸生が金メダルを獲得し・・・
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