読者の声

岩瀬平(元山口県農業試験場長)2012年4月1日

 『選択』を読み始めたのは、伊勢神宮神田誕生のイセヒカリが「驚異の稲誕生」と大きく採り上げられたことに始まります。イセヒカリは日本農業の構造改革を担い得る稲ととらえ、今日まで原種の特定、原々種の維持に農家と共にやってきました。
 日本は言葉通り法治国家で、品種登録なきイセヒカリは政策対策におかれ無視されてきましたのに、なぜ『選択』はイセヒカリを再三報ぜられたのか。その根底にある問題意識をもう一歩掘り下げていただきたい。『選択』の炯眼に期待しています。この国が国民食糧放置国家とならないために

矢田敏雄(財団法人労務行政研究所 理事長)2012年4月1日

 今日のビジネス環境で必要とされる資質は、自らの専門性をベースに幅広い教養と見識を持ち合わせている事である。

 『選択』はマスメディアでは殆どスポットが当たらない海外事情、各業界や企業の内情などに切り込んだ豊富な情報が持味であり、それが魅力となっている。真に価値ある情報を求める「3万人のための情報誌 として認知度を高めていくためには、一般のマスメディアと特定領域を得意とする専門誌の違いをどうわかってもらえるかだろう。網羅性だけでなく、論旨のわかりにくさを改善し、コンテンツの強みをさらに磨いて欲しい。

三幣利夫(元住友商事理事)2012年4月1日

 初めて『選択』を手にしたのは二十数年前の職場で、記事内容が斬新で面白かったために、一気に読み切りました。それ以来、海外駐在により一時的に購読を中断した時期はありましたが、『選択』を読むことから毎月が始まる生活が続いています。

 鋭い切込みや洞察だけでなく、社会・文化まで幅広いジャンルと、各々味のある連載コラムが魅力です。還暦を過ぎた現在、「不養生のすすめ」は腑に落ち、安心させられます。

 昨春から学生に教える立場となっておりますので、変化の激しいグローバル経済の潮流を捉える案内役として『選択』に期待しています。

篠野志郎(東京工業大学 教授)2012年3月1日

 近年きな臭くなる一方のアルメニア・グルジア・東トルコ・シリアに残る歴史建築を調査・研究する者として、精度の高い情報は不可欠であるが、商業主義の弊害か、国益に無縁の地域の所以か、新聞だけでは調査隊の安全確保も覚束なくなった。

 そんな時、亡父講読の『選択』に思い至り、早々に特集された中東情勢分析は、今後の調査方針を決める上で、大いに参考となった。舌鋒鋭い記事は匿名性に与るところで、編集子の矜持を感ずるものだが。同時にそれが諸刃の剣になりはしないか、一抹の不安を覚えない訳ではない。

平田文俊(ブルーキャブグループ 専務取締役)2012年3月1日

 弁護士の先輩から社会人として是非読むべき「書」であると勧められ、以来読み続けている。守備=攻撃範囲が非常に広く、幅広い分野を網羅し、しかもタイムリーに提供される内容は大変明解である。辛口の論評が多く毎月興味深く読んでいるが、概して現状否定の論評が多いのではないかと受止めている。

 私の読み方は少々意地が悪いと思われそうだが、過去に掲載された論評と「今」を比較検証したり、また自らの想いとも比較したりして楽しんでいる。ともあれ私にとっては貴重な「書」である事に変わりはない。今後とも「是々非々」の立場を貫いた『選択』であり続けてほしいものである。

木下宥正(極楽山安養寺 住職)2012年3月1日

 真理と真実と真相は、解っている様で解って無い事ばかり。当事者しか知り得ない事柄を『選択』は、何故か真相の一面を垣間見させて下さいます。特に二年前から新聞・テレビ・ラジオ・出版物等は、株主か、広告主、広告代理店の情報統制にあい、ネットでは隠然と言論弾圧が行なわれる中、上手な編集をなされていることに感心致しております。

 これからも初心を忘れられず、仏教用語での経営を成されますよう祈念致します。恩師より、まともな国会議員は『選択』から情報を得ると推薦賜り、十年近く購読している四十代です。

井上重信(株式会社クボタ元顧問・眞宗大谷派僧侶)2012年2月2日

 平成十五年、四十余年のサラリーマン生活が竟り、会社という「帰依所」を失くした心の空洞をどう満たすかと煩悶して仏道を選択し、爾来実業とは異なる世界に身を置きながら継読する『選択』の魅力は何か……、それは利益追求に根差す迎合主義を簡捨し、毅然と真実を追究する姿勢に裏付けられた高品質高品位の確かな情報誌であると感得できるからです。

政治・経済に限らず虚仮諂偽不実の似非情報が氾濫する世の中で、真実の情報を伝える貴誌『選択』を三十~五十代の第一線の方達にもっと読んで欲しいものです。

山崎 圭(バイエル薬品名誉会長)2012年2月2日

『選択』を読み始めて二十年以上、月変わりを教えてくれるよりも、まだ月が変わらないかという感じで一日を待っている。

題材の選択も良いと思うし、その切り口も流石だと思う。優秀な執筆陣のせいだろう。バランスをいえば、「政治」「社会・文化」にもう少しページを増やしてほしいなと感じている。また連載については、その内容は長期にわたって必要なのかと思うものもあるが、莵に角、質の高い、貴重な情報源である。

貴誌の健闘、発展を祈っています。

吉岡 徹(グローリー株式会社常務執行役員)2012年2月2日

 某銀行に勤務していた四十代後半、経験した事のない金融危機に直面し貪る様に『選択』を読んだ時代を懐かしく想います。

 現在は「個人」「会社」「国」の其々がグローバル化のうねりの中で向かうべき方向を模索していると思います。経済人にとっては、まず経済でのグローバル化推進が最重要と考えます。

 今、海外部門を担当していますが、個別での海外情報収集は限界があり、毎回興味を持って『選択』のWORLDを拝読しています。海外事業も相手との信頼関係が大切で人間修養が必要です。心を豊かにする記事の発信も希望します。

田中 聡(株式会社金融エンジニアリング・グループ執行役員)2012年2月2日

『選択』とは銀行の経営企画部門に所属していた約二十年前からのご縁。記事の切り口の鋭さと行間から窺える取材・知見の厚みは今に至るも全く色褪せていない。小生にとっては読み流してしまいがちな国内時事テーマの省察には欠かせない存在であり、不案内な国際関連トピックで新たな興味と関心を呼び起こしてくれるありがたい存在でもある。

 あえて注文を申し添えるならば、連載全体に枯れた印象が深まり、往年の「危機管理のノウハウ」のような活力ある企画が最近見当たらないことであろうか。次代の「三万人の読者」のためにも御一考願いたいところである。

稲田繁生(伊万里学園 敬徳高校理事長)2012年2月2日

 五月号から始まった連載「土着権力の研究」を毎号楽しみにしている。そういえば一九八二年から約四年間続いた「土着権力~その生成と攻防」もなつかしい。当時、佐賀新聞の編集局長をしていた私はこの企画のお手伝いをさせていただいた。不世出の名県会議長と言われた小原嘉登次氏を取り上げ、二十余年続いた「議長長期政権」の背景に迫ったことを覚えている。

 それ以来、『選択』の愛読者になり、今日まで、『選択』は私の知識源、情報源の一つになっている。

 長男、厚生もすでに四十九歳。福岡銀行前原支店長になっているが、今回私の勧めで『選択』読者の仲間になった。福岡と佐賀、『選択』を媒体に、会えば共通の話題が増えることだろう。

山田恒太郎(安藤建設株式会社代表取締役会長)2012年2月2日

『選択』の到着を待つ様になって、もう二十年になる。世界の話題から国内の政治・経済に至る、一般マスコミとは一線を画した記事の内容を楽しませて貰っている。海外のニュースでは特に中東関係に興味があり、新聞報道では読み取れない切り口でのリポートに満足することが多い。

 もう一つ楽しみにしているのが、「日本の科学アラカルト」。九月号の「人工合成による二酸化炭素の資源化」に関しては、何としても日本主導で実現させ資源小国・災害大国日本の将来を、少しでも明るくして貰いたいものである。

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