高市「小誌誤報」に物申す
倫理なき「無秩序政権」の真実
2026年5月号
綸言汗の如し―。首相・高市早苗は、この中国古来の教訓を承知しているだろうか。
「どうしてこんな記事が出るの。全部しゃべっていいとは言ってへん!」
内閣官房参与・今井尚哉にホルムズ海峡への自衛隊派遣を阻止された遺恨、持病の関節リウマチに耐えて政権を維持していく不安……、3月24日夜、それらを吐露した首相の愁嘆場を報じた本誌4月号の記事に、本人はひどく苛立ったらしい。しかし、逆上のあまり口走った今井の解任については「しゃべっていい」と、その場の政府関係者に放言していたのだ。
自省の念もなく、周囲に忠誠心を求める高市の身勝手さに、官邸スタッフの多くは鼻白んだ。天下人が一度発した言葉は取り返しがつかない。が、“永田町の女帝”と揶揄されるこの人に、その自覚はないようだ。
4月号の刊行直後から、内閣広報官の佐伯耕三が「巻き返す」と息巻いていることは本誌にも伝わっていた。最初の仕掛けが4月7日、参院予算委員会における立憲民主党の杉尾秀哉の質疑に対する高市の答弁だろう。ホルムズ海峡へ自衛隊を派遣する意思があったのではないかと問われ、「事実ではない」と完全否定している。
2日後の9日に発売された『週刊文春』(4月16日号)には、今井のインタビュー談話が載った。今井本人が同誌編集部へご丁寧に電話し、本誌記事を「100%事実ではない。(首相執務室へ)乗り込んでいないし、(高市を)恫喝した覚えもない」と“激白”したとされる。
口裏合わせによる隠蔽工作は官邸スタッフの義憤を一段と募らせたが、もはや事態はそんな小細工では隠せないほど混迷の度を深めている。ある政府関係者がつぶやいた。
「高市政権はまるで“動物園”だ。統制が取れていない・・・
「どうしてこんな記事が出るの。全部しゃべっていいとは言ってへん!」
内閣官房参与・今井尚哉にホルムズ海峡への自衛隊派遣を阻止された遺恨、持病の関節リウマチに耐えて政権を維持していく不安……、3月24日夜、それらを吐露した首相の愁嘆場を報じた本誌4月号の記事に、本人はひどく苛立ったらしい。しかし、逆上のあまり口走った今井の解任については「しゃべっていい」と、その場の政府関係者に放言していたのだ。
自省の念もなく、周囲に忠誠心を求める高市の身勝手さに、官邸スタッフの多くは鼻白んだ。天下人が一度発した言葉は取り返しがつかない。が、“永田町の女帝”と揶揄されるこの人に、その自覚はないようだ。
4月号の刊行直後から、内閣広報官の佐伯耕三が「巻き返す」と息巻いていることは本誌にも伝わっていた。最初の仕掛けが4月7日、参院予算委員会における立憲民主党の杉尾秀哉の質疑に対する高市の答弁だろう。ホルムズ海峡へ自衛隊を派遣する意思があったのではないかと問われ、「事実ではない」と完全否定している。
2日後の9日に発売された『週刊文春』(4月16日号)には、今井のインタビュー談話が載った。今井本人が同誌編集部へご丁寧に電話し、本誌記事を「100%事実ではない。(首相執務室へ)乗り込んでいないし、(高市を)恫喝した覚えもない」と“激白”したとされる。
口裏合わせによる隠蔽工作は官邸スタッフの義憤を一段と募らせたが、もはや事態はそんな小細工では隠せないほど混迷の度を深めている。ある政府関係者がつぶやいた。
「高市政権はまるで“動物園”だ。統制が取れていない・・・









