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政治

高市も陥る「支持率恐怖症」

将来に無責任な「国民誘惑政治」

2026年6月号

 世界が危機と混乱に直面する中、日本の政治には不思議なまでの「凪」が広がっている。衆議院で圧倒的な議席を持つ与党の慢心と強大な権力を前にした野党の諦観で国会から緊張感が失われ、衆議院と多数派が異なる参議院は政策推進より独自色の発揮にとらわれ、総理大臣・高市早苗の内閣支持率頼みの政権運営は、辻褄合わせの「守り」に陥っているからだ。
 5月20日、今の特別国会では初の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)の論戦は低調だった。全体で45分という制約の中、6人もの野党代表も高市も、世界情勢を俯瞰した議論が乏しかったからだ。
 中道改革連合代表の小川淳也の主張も、高市の国会対応が「不誠実だ」という姿勢論に終始した。イランでの戦争が始まって以降、ホルムズ海峡封鎖でタンカーの往来が滞り、日本経済への影響が顕在化しても、補正予算での対応には後ろ向きだった高市が、党首討論の2日前になって突如、政府与党連絡会議の場で方針転換を表明したことへの不満だった。
 高市は11日の参議院決算委員会で、改めて補正予算での物価対策などに慎重姿勢を示していたから、小川は「党首討論で野党に迫・・・

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