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経済

ENEOS「日石排斥」の最終章

壟断と復讐に燃える「宮田天皇」

2026年7月号

 かつての日本石油の社員の、とりわけ販売部門に渦巻く恚憤は大きい。
「なんだ、『Express』そっくりじゃないか」
「ENEOS」―、石油元売り最大手のガソリンスタンドの外観が一新される。ロゴマークは「白」を基調に改め、防火壁もオレンジのグラデーションを廃止し、「赤」単色に塗り替える。今年度から7~8年かけ、全国1万1千カ所超の系列スタンドの外観を統一していく計画だが、日石出身者が心穏やかでないのも無理はない。
 白と赤の配色は、経営統合した東燃ゼネラル石油のブランド「Express」、すなわち、かつて親会社だった米エクソンモービルのそれを彷彿させるデザインだったからだ。
 グループ総帥のENEOSホールディングス(エネオスHD)社長に、東燃ゼネ出身の宮田知秀が就いて2年余り、経営効率化を名目とした日石路線の全否定はいよいよ“本丸”に迫る。技術者である宮田は元来、販売部門への関心は薄いが、それでも、多額の費用を投じるスタンドの外観一新には日石カラー払拭の執念が窺える。
「完敗だ。これで日石の歴史は名実ともに終わ・・・

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