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政治

改正典範で進む 「護憲皇室潰し」

麻生と保守派が狙う天皇「右傾化」

2026年8月号

 改正皇室典範が成立、公布された。10月から施行される。何が起きるのか。混乱が始まる。今回以上の騒動となり、それは長く続くだろう。再び典範改正が政治課題に上り、喧噪が繰り返される。今回の改正は「パンドラの箱」を開けただけだったと分かるに違いない。
 改正の焦点は、天皇は男か女か、男系か女系かといった結婚相談所の質問票みたいなどうでもいい問題ではない。もっと骨太な、日本政治の根幹に何としても皇室を残すのか、ある種の政治目的のためには皇室消滅も辞さないのか、という政争だった。高市早苗政権が出した結論は後者だ。これは、議会の議決を使った一種の「宮廷クーデター」である。改正を主導した麻生太郎自民党副総裁は、年来信奉してきた「ナチスの手口を使ったらいい」という悪魔のポリシーを地で行ったわけだ。
 公布を閣議決定した翌日、高市首相は黒田武一郎宮内庁長官に典範改正の「実務対応と円滑な執行」を準備するよう指示した。旧11宮家の適齢男子を調査し、養子の可能性を探れという意味だ。報道によると、賀陽家・久邇家・東久邇家・竹田家に未婚男性が10人程度いるとされるが、調査と並行してマスコミ報・・・

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