新大学評判記 第81話
岡山大学 留学生授業料「大幅値上げ」の愚
2026年9月号
岡山市にある国立大学法人の岡山大学が留学生向けの授業料を2・5倍の年間133万9500円に引き上げると発表し、教育界や地元に波紋を拡げている。「教育・研究環境の改善・向上のための資金確保」と岡山大は狙いを説明する。だが、アカデミアで注目される業績は少なく、知名度も低い“駅弁大学”が、東京大学、京都大学などを上回る学費を取って留学生を集め、潤沢な研究資金を生み出せると考えているとすれば妄想に近い。
「何を考えてはるんやろ」。岡山大の教授たちと京大の同窓という私大教授はこの動きに驚きを隠さない。国立大学は2004年4月の独立法人化以降、予算不足による施設老朽化、研究体制の劣化、人材流出に苦しんできた。文部科学省が推奨する「外部の競争的資金の獲得」といっても、可能な教員、研究テーマは限られている。
国立大学の手っ取り早い増収策は授業料値上げであり、文科省も年間授業料標準額53万5800円の1・2倍までの範囲で授業料を値上げする裁量を大学に与えている。東大、一橋大学、東京科学大学、東京藝術大学など10大学がすでに上限額まで値上げしている。
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「何を考えてはるんやろ」。岡山大の教授たちと京大の同窓という私大教授はこの動きに驚きを隠さない。国立大学は2004年4月の独立法人化以降、予算不足による施設老朽化、研究体制の劣化、人材流出に苦しんできた。文部科学省が推奨する「外部の競争的資金の獲得」といっても、可能な教員、研究テーマは限られている。
国立大学の手っ取り早い増収策は授業料値上げであり、文科省も年間授業料標準額53万5800円の1・2倍までの範囲で授業料を値上げする裁量を大学に与えている。東大、一橋大学、東京科学大学、東京藝術大学など10大学がすでに上限額まで値上げしている。
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