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政治

高市政権に 「沈黙」のテレビ局

忖度と自粛で縮む「報道の自由」

2026年6月号

 自民党が2・8総選挙で圧勝して以来、テレビの政治報道が静かに、しかし大きく様変わりしている。
 地上波のワイドショーから有名政治評論家が消えたのが、異変の第1だ。ことに総選挙の前後まで「ひるおび」(TBS)や「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)などに毎日のように出演していた田㟢史郎の出演回数が激減している。田﨑だけでなく、朝日新聞出身の星浩、共同通信出身の後藤謙次といったベテランが地上波にとんと顔を見せなくなった。
 代わって自社の政治記者や解説委員の出番が増えている。理由は、テレビ局の経費節減だけではない。長年にわたる有力政治家との人間関係をもとにした「政治記者のカン」に頼る政局の見通しが、政界での人間関係が希薄な高市早苗の場合、発揮しにくいことも一因だ。公邸に閉じこもって夜を過ごす高市は、「政治は夜動く」が常識であったベテラン政治記者にとって攻めにくい相手でもある。
 もう一つ、大きな理由がある。「首相を刺激したくないので、局のコントロールが利かないコメンテーターを極力使わないようにしている」(キー局幹部)のである。
 異変の第2は、・・・

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