マネーフォワードと 「政官」の蜜月
危うい事業拡大で国会議員が暗躍
2026年6月号
利便性の追求ばかりで安全性を疎かにしたシステムを、政治の力を借りて行政を動かし、拡大する。そんな手法を「フィンテックの旗手」が進めているあたりに、相も変わらぬ政官業の根深い問題が横たわる。「おサイフケータイ」の異名を持つ家計簿アプリケーションを主力事業とするIT企業「マネーフォワード」の動きのことである。
自民党でDX(デジタルトランスフォーメーション)に影響力を持つ「デジタル族議員」の支援を受けて銀行法が改正され、マネーフォワードをはじめフィンテック事業者は2017年、銀行との「API(Application Programming Interface)連携」を手に入れた。
API連携とは「異なるソフトウェアやアプリの間で機能やデータを共有、拡張するための仕組み」のことだ。
これによってマネーフォワードの家計簿アプリは利用者の銀行預金口座と接続し、使い勝手の良い電子マネーは一気に市民権を得た。同社が株式上場を果たしたのも、銀行とのAPI連携が実現した17年のことだ。
ただ、類似アプリとの競争や同様の機能を代替できるAI(人工知能)の発・・・
自民党でDX(デジタルトランスフォーメーション)に影響力を持つ「デジタル族議員」の支援を受けて銀行法が改正され、マネーフォワードをはじめフィンテック事業者は2017年、銀行との「API(Application Programming Interface)連携」を手に入れた。
API連携とは「異なるソフトウェアやアプリの間で機能やデータを共有、拡張するための仕組み」のことだ。
これによってマネーフォワードの家計簿アプリは利用者の銀行預金口座と接続し、使い勝手の良い電子マネーは一気に市民権を得た。同社が株式上場を果たしたのも、銀行とのAPI連携が実現した17年のことだ。
ただ、類似アプリとの競争や同様の機能を代替できるAI(人工知能)の発・・・









