《企業研究》キリンHD
「協和切り捨て」が視野に
2026年7月号
保有株売却による切り捨てか、新たなM&Aの側面支援による“救済”か、それとも完全子会社化による丸抱えか……。キリンホールディングス(HD)が揺れている。
「震源地」は他でもない。東証プライム市場に上場する同社の医薬品子会社、協和キリンだ。 将来の収益基盤の主柱を担うと見込んだ大型新薬の開発に失敗。経営の先行きに一気に暗雲が垂れ込め始めたのだ。
失敗に終わったのは抗OX40モノクローナル抗体の新薬候補「ロカチンリマブ」だ。米国の製薬大手、アムジェンと共同で開発を進めてきたもので、アトピー性皮膚炎、とりわけ中等度から重症のアトピー性皮膚炎の次期治療薬候補として期待されていた。
アトピー性皮膚炎の患者数は日本だけで125万~160万人。世界では1億2900万人に達するとも推定されている。仮に新薬が上市されれば、その収益押し上げ効果は凄まじく、協和キリンでは売上高は「保守的に見積もってピーク時に年2千億円超」(首脳)。早ければ2026年中にも日米欧で承認申請し、いわゆるブロックバスターに成長するとの皮算用を・・・
「震源地」は他でもない。東証プライム市場に上場する同社の医薬品子会社、協和キリンだ。 将来の収益基盤の主柱を担うと見込んだ大型新薬の開発に失敗。経営の先行きに一気に暗雲が垂れ込め始めたのだ。
失敗に終わったのは抗OX40モノクローナル抗体の新薬候補「ロカチンリマブ」だ。米国の製薬大手、アムジェンと共同で開発を進めてきたもので、アトピー性皮膚炎、とりわけ中等度から重症のアトピー性皮膚炎の次期治療薬候補として期待されていた。
アトピー性皮膚炎の患者数は日本だけで125万~160万人。世界では1億2900万人に達するとも推定されている。仮に新薬が上市されれば、その収益押し上げ効果は凄まじく、協和キリンでは売上高は「保守的に見積もってピーク時に年2千億円超」(首脳)。早ければ2026年中にも日米欧で承認申請し、いわゆるブロックバスターに成長するとの皮算用を・・・









