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経済

《経営者東京裁判》林信秀(みずほ銀行頭取)

三年やって「成果ゼロ」の盆暗男

2017年2月号

「林係長」「路傍の石」……。周囲はその存在感の乏しさを密かにこう揶揄しているという。二〇一四年四月からみずほ銀行(BK)頭取としてみずほフィナンシャルグループ(FG)の経営の一翼を担う林信秀のことだ。
 それでも就任一年目までは「林課長」だったとか。しかし「あまりにごちゃごちゃ細かいことを言うので一昨年、係長に降格した」とある幹部行員。今では「この際(パーソナルロボットの)『ペッパー君』に代わってもらったらと企画部門が真剣に検討している、といったジョークまでが行内で飛び交っている始末」らしい。
 林がその“超軽量”ぶりを遺憾なく見せつけたとされているのが、昨年秋に千葉県内で開催された「グループ大運動会」だ。グループ各社間のコミュニケーションを促し、「One MIZUHO」としての一体感を醸成しようと一五年秋からはじまったグループ内行事で昨年が二回目。「まるで罰ゲーム」(みずほ証券幹部)といった一部社員らの不評をヨソに、県内在住者とその家族らを中心として各社から約七千人が駆り出され、綱引きやリレー、大玉入れなどに興じ・・・