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トランプ長女「大統領就任」への野望

公私混同「疑惑山積」のイバンカ夫妻

2019年4月号

 ドナルド・トランプ米大統領の長女イバンカ氏の動向に、警戒が高まっている。
 イバンカ氏は夫のジャレッド・クシュナー氏とともに、ホワイトハウスの上級顧問を務めるが、夫妻の公私混同が著しい上に、イバンカ氏の「米国初の女性大統領になる」という、政治的野心も明らかになってきた。
 厚顔無恥と勘違いぶりは父親譲りで、「父親の政権どころか、米国にとっても危険な存在」という警告まで出始めた。
 内情暴露本をホワイトハウスが攻撃するのは、もはや年中行事。それでも三月中旬に、夫妻を扱った『クシュナー株式会社』が刊行された時の、米政権の反応は、政界の目を引いた。ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は、「もともとは『フィクション』に分類されていたほどのキワ物であり、内容はでたらめだ」と酷評した。
 驚いたのは、著者のビッキー・ワード氏。英国生まれのベテラン記者は、直後のテレビ出演で、「なぜ報道官はそんなことを知っているのだろう」と問いかけた。彼女によると、出版数カ月前に同氏のコンピューターがハッキングされ、出版元とのやり取りが書き換えられたことがあったという。{b・・・