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文在寅が企てる 中朝首脳「同時訪韓」

米韓同盟は益々不安定に

2020年4月号

 韓国の文在寅政権が、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を、国際列車で同時訪韓させる計画を立てていることが複数の韓国政府関係者の話でわかった。四月十五日の韓国総選挙前に実現し、文政権の外交成果とするもくろみだったが、新型コロナウイルスの感染拡大によりいったん棚上げになったとみられる。
 文大統領は二〇一九年十二月二十三日に北京で行われた中韓首脳会談で、習主席に二〇年の訪韓を要請していた。習主席が二〇年上半期に訪韓すれば、朴槿恵政権下の一四年七月以来となる。文大統領と正恩氏は一八年九月に平壌で行った南北首脳会談の成果としてまとめた「平壌共同宣言」(九月十九日署名)に、正恩氏が「近い時期にソウルを訪問する」ことを盛り込んでいた。中朝首脳の列車訪韓計画は、この二つを同時に行おうとするものだ。
 韓国政府筋は、「韓国政府は三月中にも実現できるように計画を練り上げていた」と本誌に語った。
 計画では、習主席が国際列車で北京を出発し、中朝国境の丹東(中国側)、新義州(北朝鮮側)を抜け、平壌で正恩氏を乗せた後、南北にまたがる京義線で非武装地帯(DMZ)・・・