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政治

中道連合「仮面夫婦」の別れ道

政権安泰を支える「最大要因」

2026年4月号

 NHKの大河ドラマで「豊臣兄弟」が人気を博している。主人公豊臣秀長の兄、秀吉の天下取りのきっかけとなったのは、主君織田信長を討った明智光秀を山崎の合戦で破ったことだ。明智軍が崩れたのは決定打の一撃があったためではない。劣勢の気配が広がった瞬間に動揺が連鎖し、戦線は支えを失った。
 組織の崩壊は、小さな動揺や離反が積み重なり、やがて臨界点を超えた瞬間に一気に表面化する。政治の世界でも同様に、求心力が失われた瞬間、離脱は連鎖し、統制は急速に崩れていく。今、中道改革連合に似たような現象が起きている。
 立憲民主党と公明党が1月に結成した中道は参院議員と地方議員の合流を「できるだけ早く」としていた。先の衆院選で議席を7割減の惨敗を喫すると、福田昭夫、藤岡隆雄、岡田悟といった前職の落選組の離党意向が相次ぎ、合流の機運は一気にしぼみ、遠心力が働くばかりだ。小川淳也代表が3月19日の日本記者クラブで語った「『火中の栗』を拾った以上、大やけどしながらも、前に進む気概で取り組む」との言葉が虚しく響き渡る。

金の切れ目
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