大荒れ相場で失敗しない「勘所」
悲観一色でもない米国株市場
2026年4月号
「ブラックスワン」(意表を突く一大事)が発生した。2月末の米国、イスラエルによるイラン攻撃からはじまった中東情勢の混乱が世界を一変させた。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格は米東部時間3月8日夜間に119・48㌦にまで暴騰し、金融市場にリスクオフ(回避)相場をもたらしている。中東産エネルギーに依存するアジア各国を中心に、農業から半導体製造までありとあらゆる方面に余波が及ぶ。世界を振り回すトランプ相場はどうなるか。
何をするかわからない人物と思わせ、相手を翻弄して優位に立つ狂人理論(madman theory)はニクソン元大統領が使った戦略だ。これを手本とするトランプ大統領の狂気が年初から世界秩序を揺らす。イラン攻撃のエスカレーションに金融市場は不意を突かれた。
昨年4月の関税ショックでも世界は振り回された。しかし、今回は昨年と明確に異なる点がある。中央銀行による金融緩和が期待できないことだ。
関税ショックでは各国が本来あるべき金融政策よりもハト派的な姿勢を取った。これが「不確実性バブル」のようなものを生み各国の株価を押し・・・
何をするかわからない人物と思わせ、相手を翻弄して優位に立つ狂人理論(madman theory)はニクソン元大統領が使った戦略だ。これを手本とするトランプ大統領の狂気が年初から世界秩序を揺らす。イラン攻撃のエスカレーションに金融市場は不意を突かれた。
昨年4月の関税ショックでも世界は振り回された。しかし、今回は昨年と明確に異なる点がある。中央銀行による金融緩和が期待できないことだ。
関税ショックでは各国が本来あるべき金融政策よりもハト派的な姿勢を取った。これが「不確実性バブル」のようなものを生み各国の株価を押し・・・









