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社会・文化

断末魔の「男子ゴルフ界」

絶望的な「スター不在」

2013年4月号

「マスターズ」のテーマソングを聞くとゴルフシーズンが開幕する。そんなゴルファーは多い。「祭典」であるマスターズの翌週、日本の男子ツアーも開幕戦を迎える。  しかし、男子ツアーの凋落はもはや瀬戸際まで来ている。唯一の救いだった石川遼を失ったいま、「スター不在」は病理となっており、業界からは悲鳴が上がる。  四月十八日から三重県で行われる東建ホームメイトカップは本来「国内開幕戦」とでも呼ぶべき大会だ。今年、国内で行われる試合数は昨年から三減一増して二十三試合となった。ピーク時の一九八三年の四十六試合と比較して半減している。 「ツアーを主催する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、アジアのトーナメント二試合を賞金加算試合とすることで全二十五試合であるかのように偽装した」  ツアー関係者の一人はこう語る。加えられたのはワンアジアツアーとJGTOの共催となったタイ(三月十四~十七日)とインドネシア(三月二十八~三十一日)の試合。共催でもあり、タイの試合が二〇一三年シーズンの開幕戦になるはずだ。しかしJGTOは、「アジア二試合はあくまで賞金加算試合で、開幕は東建カップ」と苦しい説・・・