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政治

憲法改正の命運も握る「小池新党」

総選挙後は改憲勢力「拡大」へ

2017年10月号

 安倍晋三首相による衆院解散・総選挙の断行で、日本の政治情勢は混沌としてきた。十月二十二日の投開票日には、各政党の獲得議席数が判明するが、選挙後も憲法改正に向かう政党の枠組みを含め、政界地図は流動的となろう。
「憲法については特に齟齬はないと思っています」
 小池百合子東京都知事は九月二十四日、「日本のこころ」の中山恭子代表との新党合流に向けた会談後、記者団にこう話した。小池氏が翌二十五日、自らが代表となり立ち上げると表明した新党「希望の党」と、憲法改正を掲げる保守政党である日本のこころとでは、憲法観に大きな違いはないことを強調したのだ。
 希望の党もいわゆる「改憲政党」であることを明確にしたと言える。小池氏自身、五月十一日に首相官邸で安倍首相と会談した際、首相が提唱する憲法九条に自衛隊の存在を明記する改憲案に賛意を示していたとされる。

「小池さんはどのみち改憲派」

 前途に希望のない民進党などの野党議員だけでなく、自民党議員も含めた希望の党への合流は、自民党にとって脅威であるは・・・