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WORLD

中国の巨大産業「民間警備会社」

官民の海外進出を支える「軍別動部隊」

2018年7月号

「中国政府は、海外にいる自国民を守る能力も手段も、ふんだんに持ち合わせている」
 中国の駐米サンフランシスコ総領事である、羅林泉氏は六月初旬、サンフランシスコで行った講演で、こんな大見えを切った。
 同氏は駐ギリシャ大使だった二〇一一年二月二十一日の夕方、中国外務省から「政情不安のリビアから、中国人労働者らを避難させる。即刻その準備をせよ」との指令を受けた。中国時間の深夜のことだった。内戦は二月十五日から始まっていた。
 地中海の対岸にあるギリシャの中国大使館は、ただちに在留中国人移送のための多数の船の手配、一万人以上の査証(ビザ)手配、クレタ島などでの宿泊施設の確保に動くことを命じられた。
 三十人弱の大使館スタッフがフル回転し、三月にかけて計七回にわたって、一万三千人以上を避難させることに成功した。中国はその後もリビア在留者の避難を進め、合計で約三万人を国外に移送した。
 当事者だった羅氏の話は真に迫り、大いに聴衆を沸かせた。だが、彼があえて触れなかった事実がある。
 それは、「金盾保安(チャイナ・キングダム・インターナシ・・・