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政治

衆院憲法審査会が視察名目の「観光旅行」  改憲への本気度は見えず

2019年9月号公開

 安倍晋三首相の長年の悲願である憲法改正の鍵を握る、衆議院憲法審査会の与野党議員団が欧州へ視察訪問を行ったが、「ただの物見遊山」(政治部記者)との指摘が出ている。
 憲法審メンバーは九月十九日から十一日間の日程でドイツ、ウクライナ、リトアニア、エストニアを歴訪。憲法改正や国民投票の運用状況などについて調査するという建前だ。しかし、議員が調査できる範囲などたかが知れている。
 現地議員などとの面談は計画されているが、外務省が用意したコースを回るだけ。しかも「視察と称して現地博物館を鑑賞するスケジュールもあり、のんびりとした観光パックツアーのようなもの」(前出政治部記者)なのだ。
「自民党議員からは、『この視察を通じて憲法審の野党メンバーとのパイプを構築したい』などというコメントも出ている」(自民党関係者)ようで、親睦慰安旅行の様相だ。与野党ともに改憲への熱意の低さが垣間見える。  (2019.10.28)
 

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