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経済

天下り受け入れたスカイマーク  新路線獲得は「恩恵」か「圧力」か

2020年2月号公開

 スカイマークは、元国土交通審議官の洞駿氏が二〇一八年七月に顧問に就任して以降、昨年九月に羽田空港の国内線で一枠増枠、同十一月には同社初の国際定期便となる成田―サイパン便も初就航と、立て続けに悲願を達成した。成田―パラオにも今年二月からチャーター便を設定。将来は定期便化を目指している。
「天下りを受け入れない」西久保愼一元社長が方針を変えた甲斐があったように見受けられ、航空大手関係者からは「破綻したスカイマークに国内線の枠を増やすなんて」とやっかみの声も聞かれる。
 一方、国際線の事情は異なるようだ。サイパン便とパラオ便は大手二社が運航していない「儲からない」(関係者)路線とされる。特にパラオは親日国のため、「政府はたびたび大手二社に定期便の運航を求めていたが、儲からないから乗り気でなかった」(同前)。
 サイパン便とパラオ便は、国内線増枠と引き換えに「政府の圧力で就航させられた」と揶揄されることになるのか、念願の国際線定期便として「天下りを受け入れてよかった」と評判になるのかは、経営陣の手腕にかかっている。
 


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