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ロシアが森喜朗氏通じて「無理難題」 新型ワクチン受け入れなどを要求

2021年3月号公開

 ロシアのガルージン駐日大使が、女性蔑視発言で東京五輪組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏に対し、ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の売り込みや五輪チケットの割り当て枚数増を働き掛けていたという。
 組織委の関係者によると、ガルージン氏は森氏に「開催を実現するためにはスプートニクVが不可欠だ」などと売り込んでいた。
 またチケット割り当てを増やすように求めていたというが、前出関係者は、「最初から各国の枚数が決まっているので、恣意的な運用はできない」とあきれた表情を浮かべる。
 森氏の亡父・茂喜氏は戦後、石川県根上町長(現、能美市)を務め、ロシアとの友好関係の構築に尽力し、本人の遺志でその遺骨はシベリアに埋葬されている。森氏は首相を務めていた二〇〇一年、プーチン大統領と茂喜氏の墓参りに行くなど、ロシアへの思い入れが人一倍強い。ガルージン大使はここにつけ入ろうとしたのだ。


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