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政治

「反高市」が充満する自民党

「独断解散」で走った深い亀裂

2026年2月号

 2月8日の衆院選投開票日をいまや遅しと待ちかねている自民党議員が、通常国会冒頭の衆院解散を決断した首相・高市早苗以外にもう一人いる。
 新党「中道改革連合」結成の立役者である同党共同代表の斉藤鉄夫が「(新党が)中道改革の軸になるという基本的な考え方を石破さんにも申し上げた」と、合流へ向けラブコールを送った事実を公然と明らかにした相手、前首相・石破茂だ。
 石破は衆院解散前の1月20日、記者団に新党に合流する考えはないと否定しつつ、「どのような連携をしていくかは選挙の結果を見ないとわからない」と思わせぶりな発言をした。
 二人の関係は、石破政権を斉藤が公明党代表として支えただけにとどまらない。
 若き日の石破が、自民党を離党して新進党に所属したときの「同志」であり、鉄道愛好家という共通項もある深い仲だ。石破自身も「私は中央でも地元でも公明党との関係が揺らいだことは一度もない」と公言している。
 石破同様、新進党から自民党に転じた前外相・岩屋毅にも斉藤は声をかけており、元衆院議員・左藤章は一足早く衆院解散前に自民党を離党、新党に走ろうとし・・・

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