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西風 524

「水都」大阪の賑わい再び

2025年1月号

 大阪はかつて「水の都」と呼ばれ、水運を利用した交易で賑わった。豊臣秀吉が「大坂城」を築くのと並行して、現在の大阪市中心部ではいくつもの堀川が巡らされ「天下の台所」を支えたとされる。今でも道頓堀川を含めて「ロ」の字に川が流れ、21世紀に入ってからは水辺の空間を生かした地域活性化の取り組みが始動。2025年4月に開幕を控える大阪・関西万博を契機としてさらに賑わいを大きくしようと、官民を挙げた動きが進む。
 2000年代に政府の都市再生プロジェクトとして採用された水都大阪の再生によって、水辺は着実に姿を変えてきた。ヘドロと大量のごみが代名詞のようになっていた道頓堀川は、アユやウナギが生息するほど水質がきれいになり、両脇には遊歩道が整備された。市役所付近の堂島川や土佐堀川に架かる橋はライトアップされ、夜景の演出に一役買っている。船着き場が次々に整備され、グリコの看板や市中央公会堂、大阪城といった観光名所を巡るクルーズが就航し、このところのインバウンド増加も相まって連日人気を博している。テラス席を設けた川辺の飲食店では、外国人客らが入場待ちの行列をつくる姿も見られる。
 ち・・・

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