国民民主と連合の 冷めた関係
「玉木首相」の皮算用を巡る確執
2025年5月号
〈7月上旬〉トランプ関税をめぐる日米交渉が日本の大幅譲歩で妥結→〈同月下旬〉参院選で自民党大敗→〈同〉石破茂が退陣表明→〈8月上旬〉国民民主党が連立政権入りし、同党代表の玉木雄一郎が首相に。
風が吹けば桶屋が儲かるがごとく、参院選後の「玉木首相」誕生が、永田町では既定路線のように語られている。新聞やテレビの若手政治部記者たちが、我も我もと国民民主党担当を希望しているのはご愛敬だが、同党の支持基盤になってきた連合(日本労働組合総連合会)幹部たちは、16年ぶりの「政権奪取」へ向けて盛り上がるどころか、憂色を深めている。
というのも連合会長の芳野友子が、「参院選で国民民主党が大勝ちしても玉木政権なんてあり得ない」と、周辺に漏らしているほどの玉木嫌いだからだ。
理由は簡単。政治路線の違い云々というより、彼の女性問題がいまだに「許せない」のである。玉木は昨年11月、週刊誌『FLASH』に元グラビアアイドルとの不倫をスクープされた。このスキャンダルに最も激しく反応したのが芳野だった。
幹事長の榛葉賀津也をはじめ党幹部たち・・・
風が吹けば桶屋が儲かるがごとく、参院選後の「玉木首相」誕生が、永田町では既定路線のように語られている。新聞やテレビの若手政治部記者たちが、我も我もと国民民主党担当を希望しているのはご愛敬だが、同党の支持基盤になってきた連合(日本労働組合総連合会)幹部たちは、16年ぶりの「政権奪取」へ向けて盛り上がるどころか、憂色を深めている。
というのも連合会長の芳野友子が、「参院選で国民民主党が大勝ちしても玉木政権なんてあり得ない」と、周辺に漏らしているほどの玉木嫌いだからだ。
理由は簡単。政治路線の違い云々というより、彼の女性問題がいまだに「許せない」のである。玉木は昨年11月、週刊誌『FLASH』に元グラビアアイドルとの不倫をスクープされた。このスキャンダルに最も激しく反応したのが芳野だった。
幹事長の榛葉賀津也をはじめ党幹部たち・・・