アフリカを貪り尽くす「四大富豪」
超格差でやせ細る資源大陸
2025年9月号
富の偏在が著しいアフリカ大陸で、最も富裕な4人が、同大陸の人口7億5千万人の約半数の資産よりも、大きな富を有していることが分かった。国際人道団体「オックスファム」の最新調査によるもので、近年のアフリカ大陸の経済成長が、ごくわずかな特権層ばかりを潤していることが裏付けられた。
自然破壊や温暖化もお構いなし
アフリカ大陸全体の人口は15億人だから、半分近くの人々の稼ぎに匹敵する富が、ほんの一握りの大富豪のもとに集められている形だ。富と政治権力の極端な集中は、いびつな経済成長や大規模な構造汚職の原因になる。アフリカ大陸でのチェック不在の開発は、大規模自然破壊、さらには地球温暖化促進につながる可能性が大きい。
まずオックスファムが名指しした4富豪たちを見ていこう。アリコ・ダンゴート(ナイジェリア)、ヨハン・ルパート(南アフリカ)、ニッキー・オッペンハイマー(同)、ナセフ・サウィリス(エジプト)の4人だ。南アの2人は白人、ダンゴートは黒人、サウィリスはアラブ人だ。
調査は、公開情報から集計さ・・・
自然破壊や温暖化もお構いなし
アフリカ大陸全体の人口は15億人だから、半分近くの人々の稼ぎに匹敵する富が、ほんの一握りの大富豪のもとに集められている形だ。富と政治権力の極端な集中は、いびつな経済成長や大規模な構造汚職の原因になる。アフリカ大陸でのチェック不在の開発は、大規模自然破壊、さらには地球温暖化促進につながる可能性が大きい。
まずオックスファムが名指しした4富豪たちを見ていこう。アリコ・ダンゴート(ナイジェリア)、ヨハン・ルパート(南アフリカ)、ニッキー・オッペンハイマー(同)、ナセフ・サウィリス(エジプト)の4人だ。南アの2人は白人、ダンゴートは黒人、サウィリスはアラブ人だ。
調査は、公開情報から集計さ・・・