米国株「年末相場」の雲行き
もう一段の「上昇」もあり得る
2025年12月号
一般の投資家が知らない金融市場の深部、米国短期金融市場(レポ市場)で異変が起こっている。流動性の逼迫だ。資金の流れが滞り、必要な資金がスムーズに供給されない状態にある。世界の金融市場を今覆っているジャブジャブ感(過剰流動性)があるから「そんなはずはない」と思いがちだが、きな臭さがたちこめている。これは危機の警告か、さらなるバブルの入り口か。年末相場でどちらに出るかは紙一重だ。
レポ市場で10月中旬以降、金利が断続的に急騰する変調が起こっている。SOFR(担保付翌日物調達金利)が急騰し、IORB(準備預金金利)を度々上回るようになっている(下グラフ)。
SOFRとは実際に取引されたレポ金利の平均値であり、金融機関はこれを指標として取引している。IORBは、市中銀行が米連邦準備制度(Fed)に預ける資金につく金利で、銀行にとっては安全に得られる収益利息だ。
SOFRがIORBを超えている状態は市場の資金(準備預金)が不足して短期的な資金調達の金利が上昇、Fedが短期金利の範囲をコントロールできていないことを意味する。流動性逼迫を放置すれば、ストレスは金・・・
レポ市場で10月中旬以降、金利が断続的に急騰する変調が起こっている。SOFR(担保付翌日物調達金利)が急騰し、IORB(準備預金金利)を度々上回るようになっている(下グラフ)。
SOFRとは実際に取引されたレポ金利の平均値であり、金融機関はこれを指標として取引している。IORBは、市中銀行が米連邦準備制度(Fed)に預ける資金につく金利で、銀行にとっては安全に得られる収益利息だ。
SOFRがIORBを超えている状態は市場の資金(準備預金)が不足して短期的な資金調達の金利が上昇、Fedが短期金利の範囲をコントロールできていないことを意味する。流動性逼迫を放置すれば、ストレスは金・・・









